雑記

ゆる~く、想いついたことを、語る

詐欺の餌食にならないように

ベーシックインカム

生きるのにかかるお金を保証するシステム

なぜ働くのか?といえば

生きる・生き延びるためだけにお金が必要だからだ

なので、どうにかしてお金を得ようとする

一般的には労働して対価をもらう給与所得者になる

あるいは事業で製品・サービスに対価をもらう

ところが、労働に従事できない場合もある

最近できた知人は交通事故の後遺症で体が不自由だ

不自由といっても身体障害の手帳はないらしく

生活保護の受給を受けているらしい

生活保護は制約や監視があるから嫌だと言っていた

けれど、働き口はない

その知人がとあるMLMマルチレベルマーケティング

の勧誘をしてきた

会費を払ってサービスを受けられるし、

会費は互助の精神で運用されているから

会員は皆ハッピーなのだという

何人かアンダーを作れば会費の元は取れるし、

権利収入が入って来るから

生活保護も抜けられるという話だった

 

僕はMLMのひとつに入っているけれど

うまい話にのれるのは一握りだと感じてきた

それでいまさらだけれどMLMの解説動画を見てみた

 

MLMは仕掛けるピラミッドのトップのお金持ち階層と

仕掛けられて利用される貧しい階層の

極地がはまるという解説を見て

そうだと思った。

中間層の人たちは、お金がそこそこあるから

お金を得ることと使うことがバランスしている

お金持ちの層はお金があるから

仕掛けをつくっては貧しい階層から巻き上げる余裕がある

貧しい階層は生きるのに必要なお金を得ることとに苦しんでいるから

お金持ちの甘い言葉にだまされる

 

お金持ちには余ったお金の使い道のひとつでも

貧しい階層では、生きるのに必要なお金を削って

生き延びるだけでやっとの暮らしから抜け出すために

と出すお金だから、だした穴を埋められずに

破滅する

 

お金持ちが、もう少し投資すれば儲かるのにやめるのか?

というような余裕がないのが貧しい階層なのだ

今、今日の生死がかかっているのが貧しい階層だ

 

なぜそんな苦しい中から気がつけば高額だったり、

無駄だったりする製品・サービスにお金を出すのか

 

それは貧しいからだ

それは生きるのに生きることを維持するためだけに

お金が必要だからだ

そのお金でその人の人生を支配(依存)させるからだ

生活保護生活保護が受けられる条件下にいるために

人生を支配(依存)に留める仕組みになってしまう

 

こうして貧しい階層の人ほど

詐欺にだまされることになる

 

極論すれば生活保護がだまされる人をつくるのだ

そこでベーシックインカム

生きるのに必要なお金を保証することで

よりよく生きる部分は個人の采配でかわるものの

生きられない人はつくらないというのが

必要なのだと思う。

 

交通事故の後遺症で働けない知人は、

一方で地域の歌声サークルをしてたことがあるという

その人ができること・やりたいことをするために

生きることにかかるお金は保証できれば、

詐欺や金持ちの甘い言葉にだまされることは

ないと思う。

 

お金というシステムが、システムでなく

生存そのものをお金が左右することが間違っているのだ

 

詐欺犯罪を撲滅させて、だまされる人を減らすには、

詐欺の犯罪者に都合のいい貧しい階層の人々を

無くせばいいのだ

 

だまされてでも生き延びる術を求めなくてはならないと

追い込まれる人がいなくなれば、詐欺はつけ入る隙がなくて

詐欺業が業種から消えていくだろう。

少なくとも生死にかかわる詐欺は無くなるかもしれないと

僕は思う

 

貧しい階層ほど騙されない余裕がないからだまされる

余裕とは生死にお金が必要でもそのお金がないということにとらわれずにすむこと、

つまり、生きていれば死なずにいられること

死の要因がお金の有無ではないこと

 

支配(依存)させるお金の出し方でなく

その人が生きるためのお金は無条件で保証すること

そういう社会を作らねば

と思うのでした。

 

詐欺紛いの互助会(営利団体)ではなく、

行政的社会の仕組み・あり方として

公的生活基盤としての仕組み

ベーシックインカムを創らねばと思うのでした。