雑記

ゆる~く、想いついたことを、語る

市町村まるごとアミューズメントパーク構想

地域通貨ベーシックインカムを広域に実施すれば、

みんなハッピーになれるじゃんという妄想の話。

みんながハッピーな場所といえば、

アミューズメントパークだなぁというタイトルです。

 

自分のできることで自分の都合を優先して働くことはできるだろうか?

例えば、高齢者の話し相手を介護施設でしたい・できるとして、

介護施設側が有償で受け入れる可能性はほぼ無いと思う。

ボランティアなら受け入れるかもしれない。

就業はしたくない・できないが、自分のできる範囲で働きたいと思っても、

ボランティア=無報酬では踏み出せない。

この場合、有償ボランティアなら数時間から徐々に働きつつ多少の報酬もあれば、

ボランティアという働き方を継続できるだろうにと思った。

現金による報酬は出せないなら、

現金に代わる報酬で、

働きたい側と受け入れる側が両得になる仕掛けに、

地域通貨が使えると思いついた。

ボランティアに地域通貨(ポイント制)で受け入れ施設が支払う、

施設に現金の支出は無いから経費はゼロだ。

ボランティアは地域通貨のポイントを受け取り、

そのポイントで地域の商店で買い物をすると、

現金ではないが、現金でほしかったもの、

例えばお弁当を得ることができる。

 

現金では流通・循環できなかった、

働きたいと働いてほしいを

地域通貨(仮想通貨)で起こして動かすことができると思った。

 

この地域通貨を広域で、市町村全域・県単位で行えば、

地域の活性化にもなる。

材料の仕入れに現金がなくても、

地域通貨があれば材料を得られる。

地域内でしか使えないから、必然的に地産地消になる。

閉じた経済と考えるかもしれないけれど、

足下の経済は地域通貨による循環(信用)で、

地域外の経済は現金=日本円による交換(対価)で、

という経済圏の重層化だと僕は思う。

 

売買の本質は利益を貯めることではなく、

物や価値を流通・循環させることである。

そこで、地域通貨の地域内での現金への交換=換金は

原則禁止のルールをつくる。

地域通貨は貯めるもの(対価)でなく使うもの(信用)だからだ。

 

現金を得たら、例えば宝くじで四億円あたったら全額使おうとは思わない、

なぜなら現金は貯めておくこと=動かさないことでの価値の減少をもたないからだ。

使うことで得られる価値と使わないことで得られる価値を対象化・比較できる。

一方、現金に換金できない地域通貨は、貯める意味がないとなれば、使う=循環する。

この貯めない通貨ならできる!とひらめいたのが、ベーシックインカムだ。

 

ベーシックインカムが経済の活性化につながるか? 

支給されたお金は、消費ではなく貯蓄にまわるのではないか?

将来の不安、ベーシックインカムが途絶えた時に何が生活を支えるのか?

何がの答えは、今も同じ現金である。

これを、信用に変えること、

それが地域通貨によるベーシックインカム制だと考えついた。

 

商店街のポイント型では、現金の仕組み=対価であって本質的な違いにならない。

だから、市町村や県単位の地域通貨であることに意味がある。

 

通貨を独自につくるとは、独立国宣言に等しい、革命でもある。

 

さて、妄想の世界では、

ベーシックインカムとして地域通貨を、

全ての住民に10万ポイント支給する。

全ての法人に100万ポイント支給する。

地域内では、全ての売買を地域通貨で行える。

 

さしあたり、生活保護は受けていないが生活が苦しい人は、

このベーシックインカムのポイントで食事ができる。

フルタイムで働けないが、ボランティアに行けば、

ポイントを得られるので、消費財を得ることは続けられる。

 

人手のほしい法人は、

ボランティアを適宜受け入れて隙間の時間や仕事をしてもらい、

地域通貨のポイントを出すことでボランティアを継続的に受け入れられる。

ベーシックインカムとして得たポイントを使うから現金の支出はない。

法人がボランティアを受け入れたら、

ボランティアに支給するポイントの何割かを地域通貨から

雇用助成金的に得られれば、ポイントはゆっくり減る。

法人が地域の行事や地域活動(ごみ清掃や花壇の管理)をしたら、

法人がボランティアポイントを得ることができるとすれば、

ポイントは減らないし、地域活動も活発化する。

 

例えば食堂の場合、お客さんが地域通貨で支払うと、

材料の仕入れは?となるが、

材料の仕入れ地域通貨ポイントを使えば現金はいらない。

材料=食材の生産者も地域通貨で支払ってもらって、

機材は地域通貨を使って資材店から得ることができる。

 

地域通貨は圏外では使えないから、

地域内で使う=循環させることに意味があり、

止まる=貯めることに意味がなくなると思う。

 

地域通貨が循環し続けるには、

地域内で使い続けること=地域通貨を信用しなくて続かないと思う。

 

地域通貨は仮想通貨だから、圏外では使えない。

では圏外との経済はどうなる?

イメージは貿易。

地域外とは現金での対価の交換をすればいいのだ。

地域通貨しかない人が地域通貨圏外に行くには、

現金が必要になる=換金ルールの問題。

経済圏の重層化なので、地域で鎖国することではない。

地域通貨を外の経済圏とつなぐために、

地域の銀行が為替レートの仕事をする。

 

僕は経済や経済学の専門的知識はない。

 

地域通貨ベーシックインカム地産地消、ボランティアという働き方、

これらの断片が僕の頭でぐるぐるしたら、

こんな妄想ができたという話でした。 

 

オマケ:

企業は、儲けることが目的の社会存在ではなく、

価値と物と人を循環させる装置であることが

社会性なのだと思う。

 

僕は企業とは、

利益を追求し、 最少のコストで最大の利潤を得るもの、

と思い込んでいた。

得た利益は企業のもので、おこぼれを社会がいただく、

企業ってなんか好かんなぁって思ってきた。

でも、企業をそんなえげつないもののままにするのは、

企業の意味をそんなふうに歪めている価値観とそれを疑わない自分のようにも思う。

 

企業とは?ってことも、自分の頭で感じてみなきゃ。